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兵庫県出身
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自然を愛する人の善意が自然を壊す
きょうのタイトルはやりきれないですね。「森林整備」や「森づくり」など、人が自然をつくってきたという間違った考えが、毎日のように新聞紙面を飾ります。公共の利益だからと税金を集め、企業からも資金を集めますが、これだけ当たり前のように記事になるとそれが正しいことのように思えてきます。
森は人がつくったものではありません。人類が誕生するよりずっと前から森は森だったのです。人は森をつくったのではなく、森を利用してきたのです。昔の人は賢く、再生可能な範囲でうまく森を利用してました。山の奥には恐ろしい魔物が棲むと言い伝え、神の領域として奥山には手をつけずに守ってきました。先人が守ってきた水があるからこそ、こんなに狭い国土にこんなに多くの人が暮らして来れたのです。 近代に入り、林業の機械化と戦後の林業拡大政策により、植林面積は飛躍的に広がり、先人たちが手を付けずにいた奥山にまで広がっていったのです。人は森をつくったのではなく、人は森を壊して林業を拡大してきたのです。人が管理をしなくなり荒れているのは森ではなく、その森を壊して広げた木材生産の畑です。森林体験でボランティアや子供にまで下草刈りをさせていますが、その刈られている下草こそが本来、森になるべき命なんです。そのことをちゃんと理解しないといつまでたっても森林整備というウソに騙され、無駄に税金を使われることになります。それどころか自然を愛する人の善意が自然を壊すことになります。かつて、リゾート開発などで自然が壊されようとした時、自然を愛する人々は立ち上がり、自然を守れ!と反対しました。おかげで今は、そう簡単には開発できません。しかし今、かつて立ち上がった人々の手で自然が壊されようとしています。植林活動や下草刈りなど、自然を愛する人の善意ではあるが間違った行為で自然が壊され無駄にお金が使われたのではやりきれません。それにしても行政というのはバカなのか賢いのかわかりません。自然保護団体などに文句を言われずに、堂々と山を壊し、林道を整備し自分たちの仕事を確保しているのです。しかもその人たちの税金とボランティアで・・・考えた人はとんでもなく頭の切れる人ですね。どうか他のことで発揮してもらいたいと思います。 またこれから撮影に行ってきます。
by michiyuki176
| 2008-11-06 22:56
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