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兵庫県出身
97年に信州にIターン 安曇野市在住 ホームページ 写真工房 道 リンク集 平野虎丸のブログ 林野庁の林業暴走 山と野鳥が大好きなAmamiさんのフォトブログ フォトダイアリー信州 安曇野通信 日本アルプスの情景 カテゴリ
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森林の嘘とマスコミの洗脳
イヌワシが消えゆく山 豊かな生態系 人の手で 5月12日の信濃毎日新聞のコラム 「緑輝け」第5部 多様な恵み の記事からです。イヌワシの生態を調べている住民グループの代表の男性の話が紹介されています。一部抜粋してみます。 スキー場開発やダム建設で生息地が失われるのを間近に見てきた。90年頃からは未開発地でも繁殖率が低下。イヌワシの行動範囲は平均の三倍を超える約二百五十平方キロに及んでいた。巣の周辺は人工林で、人の手が入らずに荒れ、狩りができないためだった。 グループの提案で東信森林管理署は、周辺の国有林の四カ所で広くカラマツを間伐したり、林道沿いの草木を刈ったりしてきた。切った木を組んだノウサギの隠れ場も三十カ所に設置。一方で、片山さんらは、巣から二キロ離れた沢沿いの平地に注目する。植えたカラマツがうまく育たず、シラカバやサワグルミが自生。森林管理署で昨年から、これらの広葉樹も間引き、ノウサギが隠れられるよう枝葉を所々にまとめた。地面に日がさして多様な草木が生えれば、ノウサギの餌にもなる。五月中にヘビの生息状況も調べる。 この記事を読んでどう思いますか?イヌワシに詳しくなくても、猛禽類が林業による原生林伐採や、その後の単一種のみの植林で姿を消していることは知っています。更に記事では、 生態系の食物連鎖の頂点に立つイヌワシがすむ森には、様々な動植物が生きる。自然の豊かさの証しだ。岩手や新潟の国有林では、こうした視点から間伐が進められている。携わる人たちからは、一過性の対策に終わらせないために、間伐材を含む木材を持続して使う仕組みづくりが必要だとの指摘も出ている。 結局そこですか・・・ 生態系の食物連鎖や様々な動植物がすむ森。これと生き物のいない人工林の間伐や間伐材の流通と何の関係があるのか?林業が不振で間伐が進まないためイヌワシが減少していると、本気で思っているのか?豊かな生態系は人の手で作るものと、本気で思っているのか?ノウサギの隠れ家も人間が作るのですか?森林や林業に関するウソの記事は多いけど、ここまでくると、まさに支離滅裂。呆れるしかありません。 自然界の生態系を壊したのは誰ですか? こんな誰にもわかる噓をついてまで県産材の流通を計ろうとする県。県民の不安を煽るその先には森林税の延長は勿論のこと、さらなる増額が待っています。国から林野庁の三兆円近い借金を押し付けられ、県からは森林税です。百歩譲って、それで林野庁が解体され、豊かな自然が戻るのならまだ我慢もできますが、そうではなく、そのお金を使って更に自然破壊が進むのですからやりきれません。 なりふり構わず暴走する国や県の森林政策。それを批判するどころか、後押しする学者や、何でもかんでも木材流通に結びつけるマスコミの洗脳報道。映画でみた戦時中の報道を見てるようです。
by michiyuki176
| 2009-05-13 23:49
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