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兵庫県出身
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生き物の命を奪って生きている事実って?
新聞から記事を要約して紹介します。
共存へ「人は命もらい生活」 長野市の信大教育学部で県クマ対策委員による講義が行われた。狩猟やシカを解体する様子などを写真を使って紹介しながら、「人間は生き物の命を奪って生きている事実」を訴えた。講義を受けた学生約120人にシカ肉料理も振る舞い、人とシカとの共存には狩猟も必要だと呼びかけ、動物の命を奪うことで我々の生活が成り立っていることを教師を目指す学生たちには知っておいて欲しいと話した。この講義は「自然教育論」の一環として対策委員を招いて行われたもので、同学部の教授は「保護や愛護だけではなく、命をいただいて生きていることを教えて初めて、環境教育や食育と言えるのではないか」と話していた。 長野県では有害鳥獣対策として、狩猟に関心を持たなくなった若者に、スクリーンに映し出すゲームのような体験装置を使って、銃を持ち、動物を殺すことを奨励しています。 なんか違うと思います。そんなことで銃を持った若者が将来、教師として子供達を指導するというのは恐い気がします。狩猟がいけないとか、動物保護や愛護を叫ぶほど僕は優しくないし、野生動物や、そこに自生する野草を食べることは今流行の地産地消以前の原点かもしれません。でも、生き物の命を奪って生きている事実というのは、それが生きるために必要だからで、いつか動物を殺して食べることに疑問を持ち始める子供達に教えてきたことです。今、各地で起こっている問題は人間の勝手な欲でつくり変えた環境、そのため起こった急激な生態系の変化によるものです。住処を追われ、行き場をなくした動物達の生きるための行動です。正常に戻すには異常の原因である人間の行動を抑えることしかありません。経済至上主義から離れ、動物達は奥山で、人は里でと、なんとか共生出来ていた頃に戻ることです。だけど他の生き物すべてを犠牲にしてでも成長路線から離れられない人間は、動物達を殺すことを個体数調整と呼び、自らの手で自分たちに都合のいい生態系をつくろうとしています。そのためにシカを食い、若者に銃を持つことを奨励したり。「生き物の命をいただいている事実・・・」というのはそれらを正当化するための後付けの屁理屈です。 シカが増えているのは狩猟をしなくなったからではありません。前回の記事にも書きましたが、年間数万円程度しかシカによる食害がない地域と数億円にものぼる地域の違いを検証すればシカが増えてる原因は誰にでもわかります。動物達の行動は鈍感な人間への警告です。本当の原因を見ようともせずに、鹿を殺し、肉を流通させ、経済が膨らむ方向へのみ間違いに間違いを重ねるような対処療法を繰返していった先になにがあるのか、自然林を伐採し、代わりに金になるスギやヒノキに植え替えたり、増えた動物を殺したり・・森の生き物の関わりはそんなことで解決するような単純なものではありません。 人間の知恵というのは自然を征服するためにあるのではなく、自然と上手くつきあっていくために発揮されるものです。 行きずりの瞬間(とき)〜人は森に生かされている〜 滋賀県の喫茶&ギャラリー「るーむ・橅」での写真展が始まりました。 その名の通りオーナーご夫妻は大の山好き。特に奥さんは橅が大好きなので、安心しておまかせです。僕は2/14・15には会場にいる予定です。
by michiyuki176
| 2010-01-30 23:16
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