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兵庫県出身
97年に信州にIターン 安曇野市在住 ホームページ 写真工房 道 リンク集 平野虎丸のブログ 林野庁の林業暴走 山と野鳥が大好きなAmamiさんのフォトブログ フォトダイアリー信州 安曇野通信 日本アルプスの情景 カテゴリ
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パラダイムシフト
日本が沈む。
確かにもう手遅れ、日本はどこまでも沈むでしょう。でも大丈夫、そんなに悲観することでもありません。今回のことが新しい価値観が芽生えるきっかけになるのならそう悪いことでもない気がします。環境面においては案外いいことだらけかも。まずは中国を始めとする外資による奥山の買い占め騒ぎに歯止めがかかるはず。これはとてもいいことです。経済大国などと浮かれてた日本人が本来の生き方を取り戻すいい機会になるでしょうか。 都市では失業者が溢れ、路上あるいは車上生活を始める人が増えるでしょう。 やがて仕事を探すことも諦めた一部の人達は自給自足に活路を見出し、地方の山村へ向かうのです。山里の老人達も始めは警戒するでしょうが、もともと都会の競争社会では生きていけない心優しい人達です。彼らが村に溶け込むのにそう時間はかからないでしょう。時には介護、時には病院の送り迎えと、老人達の手となり足となり、畑仕事を教わりながら暮らしていくのです。若者も老人も、お互いが必要とされていることに生き甲斐を感じ、若者は汗を流して働き、自ら作った美味い米や野菜を食べる喜びに目覚め「自分は今まで都会で何をしてきたのか?」「なんのために都会にしがみついていたのか?」と問いかけるのです。 新たな価値観に目覚めた彼等のもとには次第に仲間が集まり、都市から地方へと人口の流出がはじまるのです。金はなくても人手だけはある彼らの農業は、できる限り大型機械を使わない手作業によるもの。もちろん無農薬です。山里に点在する廃屋を自分たちで修理し、共同生活を始めた彼らに小さなコミュニティーが生まれ、山里はにわかに活気づくのでした。耕作放棄した田畑も再生されるでしょう。炭焼きやシイタケ栽培を老人達に教わり、山仕事も復活するでしょう。ボランティアによる里山再生ではなく、そこに暮らす人々の営みによって本物の里山の風景は再生されるのです。 都会の人口集中、少子化、地方の過疎、限界集落、老人医療など、現在の社会が抱える多くの問題は近い将来解消へ向かうかも・・・ 「災い転じて福となす。」 こんな楽観的な予測はどうでしょうかね? すべては自然の流れ。 人が森を壊し街が生まれ、より便利な暮らしを追求して都市が発達していくのも自然の流れなら、新宿のビルからから見下ろしたコンクリートの海もまた自然の風景なのかもしれません。そしてそれが壊れていくのも・・・ 人間もこの地球上に生きる生態系の一員であることを理解し、自然界の出来事に大騒ぎせず、過剰に反応せずに見守ること。余計なことはしないで、時には自然の流れに委ねてみる謙虚さが必要です。 落ち着くとこに落ち着くもんだという気がします。 今後大切なのは、沈んでいくことを沈んでいると感じない発想。沈んでいくのではなく、降りていく・・・。戦前から戦後、あるいは幕末から明治へと同じくらい大きな、大きな価値観の転換が必要です。
by michiyuki176
| 2010-10-06 23:44
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