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兵庫県出身
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紅葉撮影 in 乗鞍
この秋に撮影したフィルムの現像がまだ出来ていないので、今回も以前のポジから見て下さい。
信州の秋は乗鞍岳の紅葉で始まります。ナナカマドの赤やダケカンバの黄、そこにハイマツの緑が加わり、色づきのいい年の美しさはそれは見事です。はじめて見た2000年の秋には「こんな紅葉あるんかー!」と、その美しさとスケールの大きさに圧倒されました。その後、紅葉前線は標高を下げ、それと共に多くのカメラマンも山を下り各地の紅葉の名所に散っていきます。 信州に移住したばかりの頃、僕もそんな撮影をしてました。行く先々で美しい紅葉と、それを撮影する多くのカメラマンに出逢いました。情報を集め、紅葉のピークを狙っていれば当然そうなります。奇麗な紅葉風景を目にしながらも次第に満足感が無くなっていくのを感じていました。ピークを追いかけて場所を移動していてはいつも奇麗な紅葉ばかり撮ることになります。 それはそれで、なんとも贅沢な話ですが・・・。 美しい紅葉風景はやはり美しく「おおー!」とか「凄ー!」という感嘆の言葉は出るものの、心が動くという意味ではピークを迎える前の「気配」や「期待」あるいはピークを過ぎ落葉していく「儚さ」や「寂しさ」冬を迎える「不安」と言ったものに感動を覚えます。 乗鞍は僕にとって、思い出深い大好きな場所です。次回はそれまでの僕の風景写真観を変えたともいえる、2001年10月の乗鞍での出来事を書いてみます。
by michiyuki176
| 2008-11-24 23:39
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