プロフィール
兵庫県出身
97年に信州にIターン 安曇野市在住 ホームページ 写真工房 道 リンク集 平野虎丸のブログ 林野庁の林業暴走 山と野鳥が大好きなAmamiさんのフォトブログ フォトダイアリー信州 安曇野通信 日本アルプスの情景 カテゴリ
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知ってどうするの?
前回の記事の続きです。
自然保護というと必ず、まずは個体数調査です。お金と時間をかけて、現在確認できるイヌワシの生息数が300羽だとか、県内の営巣地が22カ所だとか、繁殖率が何パーセントだとか・・・イヌワシに限らず、野生動物に発信器をつけたり、蝶の羽根にマジックで落書きしたり、そのこと自体がどれほど野生動物にストレスを与えるか、猛禽類などは特に神経質で営巣地に近づくだけで繁殖が止まることもあると聞きます。そんなこと知ってどうするの?知ったところで、その結果がこの記事なら無駄なことです。森林破壊を止め、人間が生態系の環の中に戻る努力をすれば、それだけでいいのです。アサギマダラの飛行ルートもウサギの隠れ家も、人間が知らなくてもいいことじゃないですか。 今年も我が家にツバメがやって来ました。何処から来るのか知らないけど、ワラをくわえて、泥で上手に壊れた巣を補修しています。人が何かしなくても、野生動物とはそういうものです。やっぱり自然は凄いのです。 昨年、過熱する森林報道に対して、本当の森林を見て欲しいとの想いで、森の写真展をやりました。〜かつてブナはいちばんふつうの雑木だった〜 森林行政に対し、あまり批判的なのも風景写真展としてどうか?という遠慮もあってか、伝えられたのはブナの森の美しさだけだったような気がします。美しさよりも、もっと伝えたい大切なこと「森の役割」や「水」について、そしてそれらを脅かす脅威について、知って欲しい、そして怒って欲しいから・・・ 7月に写真と森のメッセージ展をやろうと思います。奇麗じゃないかも知れません。写真展らしくなくてつまらないかも知れませんが、大きすぎる嘘への、ささやかな抵抗です。
by michiyuki176
| 2009-05-14 23:39
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