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兵庫県出身
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16年前のこと・・
震災のことが頭から離れないのは16年前の阪神大震災のことがあるからだろう。戦後生まれの僕たちが生まれて始めて経験した大災害。あの出来事はなんだったんだろう。あの時も相当なショックを受けたはずなのに・・ 僕も含めてまったく懲りてない。たった十数年で見事に忘れるもんだ。 あのとき僕は兵庫県の加古川市に住んでいた。震源地からは離れていたので直接的な被害はなかったが、その数年前までずっと阪神間に住み、学校が神戸市にあったこともあり、何人かの友達が被災した。あの時も被災直後の混乱時の現場では被災者同士が助け合う姿があった。でも、その後の復興は・・・ 表面的には見事な復興を遂げ街は戻ったが、被災者救済という名の景気対策には現場とのギャップや経済弱者を置き去りにするような違和感も覚えた。そして真実を伝えない作為的なマスコミの報道。震災景気で潤った企業と、重い借金を背負うことになった貧しい被災者。震災景気に乗っかった者と乗れない者の格差はさらに拡大した。事実その数年後には、「あの頃の方が今よりまだよかった」と、震災後の不自由な暮らしを懐かしむ声も多く聞いた。 あの頃の僕にはそんな気持ちを表わす術もなかった。誰に話すこともなく、ただ思っただけだった。思っただけだと人間はすぐに忘れる。だから今回は言葉にする。誰に聞いてもらうよりも、僕が忘れないために。 地元の小倉地区にある大きな枝垂れ桜。今日の昼頃の様子です。 明日も雨で気温も上がらないということなので、週明けぐらいが満開かな・・・ 人物と家が入ると桜の大きさがよくわかりますね。 この桜を見に来たら・・・ 少し足を伸ばして穂高ビューホテルの写真展も見ていって下さい。
by michiyuki176
| 2011-04-22 22:36
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