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兵庫県出身
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JIN-仁-が面白い
写真展開催中ですが、今日は写真とはまったく関係ないテレビドラマの話です。 日曜劇場「JIN-仁-」が好きで毎週楽しみに見てます。人気漫画のドラマ化で、かなりの高視聴率なので知ってる人も多いと思いますが「マルモのおきて」を見てる人のために簡単に言うと・・・ 幕末の江戸にタイムスリップした脳外科医の南方仁が龍馬を始めとする幕末の志士たちと出逢い、歴史に絡んでいくというストーリー。タイムスリップというよくあるフィクションですが、語り尽くされた幕末の歴史がひとりの架空の人物でこんなにも面白くなるもんだと思う。僕的にはドラマ史上に残る名作なので、次回の最終回でズッコケなければ・・・と思います。 ドラマの中で、南方が現代医学を駆使してそこで亡くなるはずだった命を救っても、それはほんの僅かな延命でしかなく、その人はまったく別の理由ですぐに命を落としてしまう。過去に遡った人間が未来の歴史に変更を加えたとしても、それが神の意に沿わないことなら神はすぐにそれを取り消す。 それをドラマでは「歴史の修正力」と呼ぶ。 歴史というのは既に確定している過去の事実。もし本当にタイムスリップして現在進行系の過去から未来の歴史をみることが出来たとしたら、それは必ずそうなるという運命であり、自ずとそうなるという意味では自然という言葉にも近い。 これまで人間はそうなるはずだった地球の運命にどれ程の変更を加えてきただろうか。動物はみな生きていくために他の命を食べる。生きている以上、他の生き物の運命を変えてしまうのは仕方のないことだ。森を拓いて耕作をし、里という集落を作って暮らしてきた日本の歴史も、地球の運命に変更を加えたことには違いない。でも一方で田んぼに生きるカエルや多くの水棲昆虫、人家の軒下に巣をかけるツバメのような新たな生態系を育んでも来た。これらはみな生きるために必要な軽微な変更であり、神に許された変更だったのでしょう。 だからこそ人も含めた生態系は少しずつカタチを変えながらも今日まで永く繋がってきた。しかしながら経済が支配する近代になってからの人間の暴走は到底、神の意志に沿うものではない。 頻発する自然災害。 人間が壊した山は元の山に、人間が埋めた海は元の海に・・ 神は人間が加えた変更を一瞬のうちに消してしまう。 まさに自然の修正力。 「もし、お前のやったことが神の意に沿わなければ、 神はいとも簡単にそれを取り消す。」 ドラマの中で佐久間象山が南方に言った言葉が今の日本には重い。 攘夷、倒幕という幕末の大きな流れに抵抗し、武力によらない新しい日本を目指す龍馬と、運命に抗い龍馬が死なない歴史をつくろうとする南方。先の見えない激動の時代にあっても自分の感性を信じる二人の生き様には、時代に流され自然の修正力に翻弄され、日本人としての生き方を見失ってしまった現代人への強いメッセージを感じる。 原作の漫画は読んでないし、作者のことも名前しか知らないけど、僕なりの勝手な解釈でそんなことを感じながらみています。そしてもう一つ、このドラマで何度も出てくる重要なセリフがある。 「神は乗り越えられる試練しか与えない。」 今はこの言葉を信じたい。
by michiyuki176
| 2011-06-25 00:32
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