プロフィール
兵庫県出身
97年に信州にIターン 安曇野市在住 ホームページ 写真工房 道 リンク集 平野虎丸のブログ 林野庁の林業暴走 山と野鳥が大好きなAmamiさんのフォトブログ フォトダイアリー信州 安曇野通信 日本アルプスの情景 カテゴリ
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ハチの話し
庭の工房の入り口付近に蜂の巣がある。去年はもっと近くにもっとデカいのがあった。それまでは危ないから撤去していたが、去年は忘れていて気がついた時にはかなり大きくなり数十匹の蜂が群がっていた。そして巣に近づいてもまったく威嚇に来ないことにも気づいた。ふつうはまず一匹が威嚇にやってきて、それを追い払うような動作をすると、以後は近づくたびに頭上を飛び回り威嚇される。そのころ作品づくりのため毎日のように蜂の巣の近くで作業していたが、僕が巣のことを忘れて気にしなかったから、むこうも僕を気にしなくなったのかもしれない。
野生動物に対して「襲われた」と言う表現を疑問に思います。人間以外の生き物には食べるためか、身を守るため以外に他の生き物を攻撃する理由はないからです。事故のほとんどは、自然とかけ離れた生活で野生をなくしてしまった人間の不注意によるものです。必要以上に怖れることはない。敵かエサかのどちらかに認識されなければ蜂が僕を襲うことはないだろうと勝手に考え、とりあえず一度刺されるまではそのまま放置することにした。時にはすぐ横まで近づくこともあったが、蜂が威嚇に来ることはなかった。そして一度も刺されることなく冬になった。そして今年もすぐ近くに蜂の巣が出来、同様に放置している。 考えてみると、今まで蜂に刺されたことは一度もない。刺されるとメチャクチャ痛いと人から聞いただけで、だから僕には蜂を嫌う理由はもともとない。それなのに聞いただけの話で必要以上に怖れたり嫌うのはおかしいし、それは僕が最も嫌うことのはず。だから同じ理由でクマも怖れない。いちど噛まれるか、叩かれるまでは・・・と、鈴もラジオも持たずにとても静かに森を歩いています。 野生動物は生きるためにほかの生き物を襲うし、子を守るために戦いもする。人間はそのどちらでもないのに生き物を殺す。森を壊しその生活環境を奪い、そんなつもりはなくても車で走るだけで何十、何百という命を奪っている。今僕たちが生きてる地球環境は人間が造ったものではなく、もちろん人間だけのものではない。それなのに人間はすべての生き物の犠牲の上に我が物顔で贅沢な暮らしを謳歌している。だからせめて一度や二度ハチに刺された痛さや鳥の糞で車が汚れるくらいのことは我慢してやることにする。 この蜂の巣がある工房には僕以外の人が出入りすることはありません。不特定の人が出入りする場所や、子供がうっかり触れてしまうような場所に作った巣は撤去した方がいいと思います。 また写真展をやることになりました。 スゴイ!ずいぶんとたいそうなタイトルがついてますが・・・ 森の木々や草花の名前、鳥や動物達のことを 僕はあまりよく知らない 教えてもらってもすぐ忘れるし、 知っても、知らなくてもどうでもいいことに 興味がないからだと思う。 知識よりも・・ 自然の中の些細なことに気づくことが とても嬉しい。気づいて想像する。 そしてそれはほとんどの場合、確信に変わる。 知識はいらない。 森で見たもの、気づいたこと、感じたこと・・ そんな展示にしたいと思ってます。
by michiyuki176
| 2013-09-25 00:39
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