プロフィール
兵庫県出身
97年に信州にIターン 安曇野市在住 ホームページ 写真工房 道 リンク集 平野虎丸のブログ 林野庁の林業暴走 山と野鳥が大好きなAmamiさんのフォトブログ フォトダイアリー信州 安曇野通信 日本アルプスの情景 カテゴリ
全体自然 写真 山 安曇野 森林 写真展 その他 以前の記事
2017年 05月2016年 06月 2016年 03月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 02月 2014年 11月 2014年 10月 more... 検索
タグ
写真展
写真
ブナ
森
森林
安曇野
環境
林業
森林税
ブナの実生
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
森林、自然・・・言葉の意味。
このところ爽やかな春の写真が続いてましたが、今日は昨日の新聞からの話題です。
Scienceというコーナーに、信州大学の大学院を修了し、現在は県環境保全研究所の研究員という方のコラムが出ていました。「本当の里山はどこにある」という大きな見出しが目にとまり読んでみたが、僕の読解力がないせいなのか、内容がよく解りません。結構大きな枠だったので全部は書きませんが、一部抜粋してみます。(全部読みたい方にはおくりますが・・) 暮らしの変化は自然の変化を伴って、やがて地方のすみずみにまでゆき渡った。農村人口が減り、川や水辺は姿を変え、植林地は手入れがとどこおり、放置された採草地や田畑などは森に変わってゆく。歴史的にみれば、中世から近世・近代を通して、国土がこれほど森林に覆われた時代はかつてなかったかもしれない。 ・・・なんのことやろ??? もしかして、耕作されなくなって草が生え荒れた田畑のことを森林と呼んでるの?たしかに何百年も経てばそうかもしれんけど・・ それにしても、今の日本のことを、かつてないほど森林に覆われた国土とは珍しい表現やな〜。森の動物達が聞いたら怒るんちゃうかー!って感じです。 昔、人は森林を伐り開いて里をつくったのですが、このコラムで語られてる里山からみれば、森林というのはあってはならないもののようですね。このコラムには、ほかにも、 半世紀の間に人と自然の関係が一変し、全国の里山の自然の質ががらりと変わってしまうなどと、五十年前にいったい誰が予想できただろう。しかし、それは今現実となっている。クマやシカなどの出没が増える一方で、里山に暮らしてきた多くの野生生物種に絶滅の危機が訪れているのは、その明確なシグナルと見ていい。 誰が予想できただろうって・・・これだけ壊せばこうなるのは誰だって解るでしょう。何千年もの時間が創った自然を壊し、何百年も生きてきた木を伐り、育つまでに五十年以上もかかる杉を植えるのに、たった五十年先のことを、誰が予想できたでしょうってことはないですよね。そんな、誰にも責任がないような・・・ 環境を研究する方がこれでは困ります。クマやシカなどの出没が増える一方で・・・ともありますが、一方ではありません。それらの出没そのものがシグナルです。里山も奥山もそして街も、みんな繋がっています。原因は同じです。里山の研究をしている学者から奥山の自然について一言も語られないのもおかしな話です。 このコラムを見て、単に文章表現の問題なのかも知れませんが、里山の生物環境など難しい研究するうちに、周りの簡単なことが見えなくなってるような印象を受けました。 新聞紙上でも、森林を壊して造った人工林を森林と呼んだり、自然を壊して造った公園を自然公園と呼んだり、まわりの自然をなぎ倒して立てた看板に自然を大切に!と書いてあったり、今度は手入れがされずに放置された田畑まで森林と呼ぶとなると・・・ 森林とか自然という言葉の使われ方に秩序がありません。話がややこしくなります。広告の世界では間違った使い方はもちろんのこと、紛らわしいだけでも排除されます。そろそろ自然やら森林やらの言葉の本来の意味を考え直し、ルールを決めた方がいいと思います。
by michiyuki176
| 2008-05-06 23:58
|
ファン申請 |
||