行きずりの瞬間（とき）

いよいよ写真展が始まります。今日ほぼ作品の搬入を終えました。約一年前に横内勝司と出逢ってから今まで彼のことを想わない日はないくらい、それほど衝撃的な写真、念願の写真展です。先日、地元のFMラジオに生出演して20分くらい写真展と横内勝司の話をしました。何を喋ったのかよく覚えておらず、言いたかったのに言えなかったことばかりで、よく考えてみると「とにかくスゴい！」としか言ってなかったような気がして…帰りの車で落ち込んでしまいました。
なにがスゴいのかを話さないかんのにねー
出来ることなら最初からやり直したかったけど、残念ながら生放送なのでした。

想いが強すぎると言えなくなるようで、そういえば昔からそうかも。後からならいくらでも言えるのに、あの場で言えてたらなぁーって。だから今回は写真展のパンフレットを作りました。



A4版6Pフルカラー印刷！どうです豪華版でしょ？
といってもオール白黒写真なんですけど…
自分の写真展ではこんなの作ったことないのに
どうです　僕の強い想いが伝わるでしょ？　

お久しぶりです！ずっと忙しくてブログの更新も出来てないけど、その忙しさの理由がこれです。僕が撮った写真じゃないけど、初の僕のプロデュースによる写真展です。なぜ他人の写真展をやるのかというと、本人がとっくの昔に亡くなっているから。そしてその作品があまりにも素晴らしく、これまでの人生で写真でこれほど感動したことがなく、このまま埋もれさせては絶対にいけないと思うからです。

横内勝司の素晴らしさをいくら語っても語りきれないので、今回はパンフレットを作りました。自分の個展でも作ったことないのに…
とにかく作品展を見に来てください。

とても忙しくなかなか撮影にも行けず、ようやく今シーズン初めての冬の森へ行ってきた。昨年始めたスキーは、まったく上達しておらず、加えて運動不足で体力が落ち、むしろ去年よりヘタクソになっている。ヘタになったというと、前は巧かったみたいでちょっと違うけど…何もしなければヘタになっていくという年齢を考えれば当たり前の現実に、今更ながらショックを受けたのでした。

僕のスキーは、もちろん滑りを楽しむためではなく写真撮影が目的です。このところニュースでは無謀な山スキーヤーの事故が話題になっているが、僕の場合も一応、スキーを履いて山へ行くので　"山スキーヤー”　ということになる。でも、スキーヤーという言葉を使うのさえ恥ずかしいほど、ヘタすぎて危険な目にさえ遭えない。間違いなく日本一ヘタクソな山スキーヤーだと自信を持って言える。

なんとかしなければ…
また春が来ちゃうよー！




こんなふうに軽やかに、雪の上を美しく歩いてみたい！

初めての高感度。僕にもわかる北斗七星！あとはオリオンくらいかな。

ギャラリーレクランでの作品展も残り三日
連日多くのご来場ありがとうございます


初めての会場と安曇野スタイル期間中だったこともあり、はじめて僕の作品を見る人が多いようです。そんなお客さんの反応はいつも「これ写真？」とか。「絵みたい！」とか。絵みたいと言われることがいいのかどうかちょっと考えてしまうが、そう言ってくださる方は皆、こんなの初めて見たと誉めてくれている。何が絵みたいなのかを訊いてみると…　絵みたいに立体感があるとか、臨場感があるとか。中にはどういう技法で描いてるのかと真面目に訊いてくる人もいる。

高性能なレンズで写しとった写真よりも、人の手で描かれた絵画の方が立体感や臨場感やを感じるという認識はとても不思議だが、事実そう感じてるのだからそうなんでしょう。そんな方にはこう言ってやります。「それはあなたがこれまでちゃんとプリントされたいい写真を観てこなかったからでしょう。」

それはプリントすることを怠り、楽な印刷物やネットでの鑑賞に頼りっぱなしの写真家の怠慢なのかもしれません。



フィルムやデジタルに関係なく、ちゃんと光を読み、空気を感じて撮影された写真は、表現意図に合った用紙を選んで丁寧にプリントし、それに見合う額装で作品として完成させてやれば、絵画に負けない表現力をもっているものです。ウソだと思うなら見に来てください！9日までやってます。

３１日から作品展が始まります。
今日、無事に会場の展示を終えホッとしました。ホッとしたのにはもう一つ理由があり、作品展の宣伝もかねてゲストとしてはじめてのラジオ出演をしたのでした。全国の皆さん、聴こえますか？って　ローカルFMなので全国には聴こえませんが…　それでも緊張したー！喋るのは嫌いじゃないけど得意ではなく、昨日はそのことを考えると憂鬱でした。だからホッとした理由の大半は作品展の展示ではなくこっちの方だったのでした。それでも番組パーソナリティーの小林史さんの絶妙のリードのおかげでなんとか終えました。11月2日の夜にはナイトギャラリートークも予定されてます。喋るのは苦手ですが、逃げずにやってみようと自分で言うのもなんですが…このところ頑張ってます。やり終えたあとの達成感は子供の頃から嫌いだったネギが食べれるようになったときの気分に似てた。それにしても史さんって、話してるとホントに大丈夫なんだー！という気にさせてくれる不思議な声の持ち主ですねー。





そうそう、この小林史さんも作家で、同じ期間中、隣の部屋で作品展示します。ほかにもCGアートの古川さんやビーズアートの玉野さんの４人のグループ展。といってもやることはまったく別々で、個展が四つで、僕の部屋は相変わらず森の中。なんかとても楽しい展示になりそうです。